清瀬青年会議所

理事長所信

清瀬青年会議所第46代理事長

鷲嶺 祐樹

はじめに

 時代は急速に変化し、予測不可能な課題が次々と押し寄せています。私たちが迎える2026年度は、まさに「変化の年」です。コロナ禍を経て社会構造が大きく変容し、デジタル技術の進化は地域社会のあり方までも問い直しています。国際情勢も流動的であり、既存の価値観や常識が通用しない時代へと突入しています。この激しい変化は、不安や停滞を生むと同時に、未来を創造するための無限の可能性をもたらします。このような時代だからこそ、私たち青年経済人は、現状に安住することなく、己の限界を突破し、情熱の炎を燃やし尽くす志を持つ必要があります。

 私たちが暮らすこの清瀬のまちは、都心近郊でありながら豊かな自然と新鮮な地場野菜に恵まれ、温かい人情が息づいています。この愛すべき清瀬の未来に対し、今、私たち青年会議所は何を為すべきでしょうか。清瀬市が現在直面している課題は、人口減少、少子高齢化、農業の後継者不足、地域活動の担い手不足と希薄化などがあります。この地域の課題に、私たち青年会議所は失敗を恐れず、挑戦から逃げず、全力で取り組み、学び、次の挑戦に活かしてまいります。

 「限界突破!志を燃やせ!」このスローガンに、私は清瀬青年会議所のメンバーが、自らの内なる情熱を再認識し、志を共有することで、より強靭で魅力的な組織へと進化させるという決意を込めます。私たちが活動を「ワクワク」楽しみ、己の限界に挑戦し、その情熱をもって地域を巻き込み「熱狂」の渦を創り出すとき、清瀬のまちの未来は必ずや明るく拓けると確信しています。

 清瀬青年会議所には、脈々と受け継がれてきた「明るく楽しく面白く」という運動の原点があります。この原点に立ち返りつつ、メンバー一人ひとりが主体的に行動し、ワクワクと熱狂を原動力に、清瀬の未来を力強く切り拓く一年といたします。

運動の柱:三つの「志」

1.次世代を照らす志:青少年育成と郷土愛の醸成

 人口が減少し、将来への不安が広がる時代だからこそ、未来の担い手である子どもたちに「清瀬で生きる喜びと使命感」を与えることが、清瀬青年会議所の最大の責務です。清瀬の未来を担う子どもたちが、心から楽しみ、学び、成長できる事業を提供します。様々な体験と挑戦の機会を提供し、遊びを通じて「生きる力」や「挑戦心」を育むとともに、清瀬の魅力や歴史に触れる機会を創出し、郷土愛を深く根付かせます。地域への愛着は、知識だけでなく「体験」から生まれます。大人が真剣に、そして熱狂的にまちづくりに取り組む姿を示すことで、「このまちで生きること」への希望と憧れを育みます。

 既存事業の「わんぱく相撲」などの伝統を大切にしつつも、現代の子どもたちの興味関心に合わせた、新たな視点での「ワクワク」する事業を企画し、地域全体を巻き込んだ「熱狂」を創出します。

2.地域と共鳴する志:持続可能なまちづくりと連携強化

 清瀬の未来を切り拓くには、単なるイベントではなく、人々の生活と経済に直結する「熱狂」を生む仕組みが必要です。地域企業や地域団体、市民との共鳴を最大化し、内発的な成長力を持つ清瀬経済・社会の実現を目指します。青年会議所の運動は、地域社会の理解と協力なしには成り立ちません。既存の枠に囚われず、清瀬の行政、各種団体、企業、地域の多様な主体を巻き込み、連携を一層強化します。私たちの持つフットワークの軽さと創造性を最大限に活かし、地域に「賑わい」を生み出す持続可能な事業を仕掛け、地域全体に「面白さ」と「活気」をもたらします。

 清瀬の誇る地場野菜や豊かな食文化、そして自然といった魅力を再発見し、地域のお祭りなど、市民の想いが響き合う場をさらに発展させ、清瀬市民が郷土への誇りを持てる機会を創造します。「住みたい」だけでなく「行きたい」と思わせるまちづくりに貢献します。

 さらに隣接する青年会議所と連携し、地域を越えた広域的な経済・文化交流事業を実施。清瀬の強みを広域圏内でアピールし、観光・交流人口の増加を図ります。

3.自らを磨く志:誇り高き人財の育成と組織の強化

 私たちが掲げる「限界突破!」は、外向きの運動だけでなく、私たち自身の成長への挑戦です。理事長である私自身が、まずはメンバー一人ひとりが「ワクワク」できる組織運営を徹底し、自己成長と地域への貢献意欲が深く結びついた「熱狂的な組織」を創り上げます。運動を推進する主体である青年会議所メンバーの成長こそが、組織と地域の未来を左右します。

 メンバー一人ひとりが、青年会議所活動を通じて現状の能力や役割の限界を意識し、それを超えるための挑戦を奨励します。「チャレンジ・ファースト」失敗を恐れず、新しい発想やアプローチに挑戦することを奨励する組織をつくり、すべての事業において、若手メンバーのリーダーシップ発揮を最優先します。研修や事業を通じて、臆せず発言し、行動し、リーダーシップを発揮できる強靭な志を持った人財を育成します。

 また、会員拡大を組織の最重要課題と位置づけ、清瀬の未来に「志」を共にする仲間を迎え入れるため、ターゲットを明確にした会員拡大に邁進します。私たちが「明るく楽しく面白く」活動する姿を地域に示すことで、「清瀬を共に良くしたい」という志を持つ新たな仲間を迎え入れることに全力を尽くします。

 また、永年の経験と知恵を持つシニアクラブの諸先輩方を、事業の「メンター」として積極的にお力添えいただきたく存じます。現役世代との円滑な世代間連携を図ります。

結びに:志ある挑戦が未来を創る

 2026年度は、清瀬青年会議所にとって「変革の年」となります。限界とは、他者が設けるものではなく、私たちの心の中に存在するものです。私たち清瀬青年会議所は、この心の壁を打ち破り、志という名の炎を燃やし、熱狂の渦を巻き起こします。一見困難に見える課題も、ワクワクの視点で見つめれば、無限の可能性を秘めた挑戦へと変わります。

 この一年間、会員同士が泣き笑いを共にし、困難を乗り越えるたびに得られるかけがえのない経験や成長、そして私たちが限界突破し、熱狂的に行動するその姿こそが、清瀬の未来を力強く切り拓くと確信しております。

 理事長として、この熱狂の渦の中心に立ち、全メンバーの志を一つに束ね、必ずや清瀬に大きな一歩をもたらすことを誓います。

 一年間、皆様の変わらぬご理解とご協力をお願い申し上げます。